プライマーのお話

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鉄であろうと樹脂であろうと、塗料の密着を良くするためには必ず塗装前にプライマーなるものでコーティングしておくことが肝心です。

子供の頃からCMで、ベランダの手すりなんぞをDIYで刷毛塗りするお父さんの映像が焼き付いているのか、はたまた缶スプレーのラッカーでシューッと塗装するイメージが強いのか、どこぞの車の修理屋ですらプライマーの存在を知らない人がいたりしますね。

塗料の中にはプライマーがなくても密着力に優れる物が確かにあります。
そういった物には相当身体に悪い成分が入っています。
ですが、そんな塗料にもやはりプライマーが必要なのです。
プライマー処理されずに塗られた塗膜は早くて数日、遅くても数年後には剥がれてきます。
とくに非鉄金属であるアルミや、鉄板にコーティングされた亜鉛メッキには必ず必要です。
ひどい修理屋なら、クルマの樹脂バンパーの塗装代をケチると、プライマーなしで塗られますよ。

むき出しの鉄の表面を防錆も兼ねて、昔は赤茶けたプライマーを使うことが多かったです。
トレーラーに積まれたH鋼なんて代表的な例です。
あの赤茶けたプライマーが結構強力で今でも鋼材にはよく使われていますが、身体に良くない劇薬指定成分が入っているので、なかなか一般で使うのには抵抗があります。
塗料メーカー側もどんどん有害物質を別のものに置き換えたプライマーや塗料にシフトしています。

塗装する人の健康管理をしっかり考えられる環境になってきたということですね。

ですが、中には旧車をカスタマイズされる方に、上の塗料が擦れたり、キズがついたときに下から昔ながらの赤茶けたプライマーが覗くのが良いとされる時もあります。
革ジャンやブーツで黒の下から茶色い革の元色が見える、いわゆる茶芯と同じことなんですね。



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